銘柄探しの大切なポイント 流動性

株式投資は流動性に非常に優れている

株式投資で重視するポイントとして流動性というものがあります。

ここでいう流動性とは、売りたい時にすぐに売れるかどうかということです。
例えば、土地や店舗を売ろうとしても、当然ある程度時間がかかり、すぐにお金に換えることは非常に困難です。

他方、上場している株式であれば、取引所が開いている時間であればいつでも売却して換金することが可能ですから、その点では流動性に優れているといえます。

何かあった場合にすぐにキャッシュに換えることができるものに投資しておくことが資産運用では大事なポイントです。売るべき時に売れず損失が拡大してしまうことは避けなければなりません。そういう面でもいつでも現金化できる株式投資は安心であるといえます。

それぞれの銘柄によって流動性が大きく異なる

でも、上場している株式すべてが流動性が高いわけではありません。銘柄によって流動性が高いものや低いものが様々あります。

例えば、株価が500円の銘柄があります。流動性の高い銘柄であれば、すぐに買い注文を出せば、500円か501円といった金額で買うことができるでしょう。他方、流動性の低い銘柄の場合は売り注文がないため、550円や580円でないと買うことができないかもしれません。

逆に資金が急に必要になって、株価が500円の銘柄を売却したい場合、流動性の高い銘柄であれば、500円や499円といった金額で売ることができます。他方、流動性が低い銘柄の場合は450円や430円といった金額でないと売れないかもしれませんし、最悪の場合、買い注文が全くなく売ることができない事態も考えられます。

流動性が高いか低いかの判断

それでは、流動性が高いか低いかをどう判断すればよいでしょうか。
一般には、東証1部の銘柄のほうが、東証2部や新興市場(ジャスダックやマザーズ)の銘柄より流動性が高いです。また、誰でも知っているような有名が大企業であれば、流動性の面では問題ないといえます。

でも、買いたい銘柄の株式が全て上記のような株式であるとは限りません。その際、流動性の高低の判断ポイントとしては、「自分が買う株数の100倍以上の売買高が毎日あるかどうか」です。もし、ある銘柄を1,000株買いたい場合に、毎日の売買高がコンスタントに100,000株以上ある場合には、流動性が高いといえるでしょう。

流動性の低い銘柄には「割安」のお宝銘柄あり!?

では流動性が低い銘柄が全てダメかというとそういう訳ではありません。実は、流動性の低い銘柄はPERやPBR、配当利回りといった指標で見ると株価が割安で放置されているものが多いです。これは売買がしにくいといったリスクが株価に反映した結果であるといえます。

したがって、急に換金する必要の無いような本当の余裕資金であれば、こうした流動性の低い銘柄に投資するのも1つの方法といえます。こういった株式は、あるきっかけで注目銘柄になったとき、買いたい株数に対して売る株数が少ないため、株価が急騰しやすい特徴があります。

ただし、急騰するか否かに関わらずいずれは売らなければならないことを考えれば、流動性の低い銘柄への投資は、投資資金の一部にするべきでしょう。