サイコロジカルラインとは?

はじめに

サイコロジカルラインというテクニカル分析をご存知でしょうか?

名前だけ聞くと、なんだか難しそうな感じがしますが、内容はいたって単純。投資家なら「ああ、そうか」と非常に合点できるテクニカル手法です。

トランプ相場がひとまず落ち着き、方向感のない今の相場には有効に機能する場合が多いのでぜひ理解しましょう。

サイコロジカルとは

サイコロジカルラインとは、計算期間(一般的に過去12営業日で計算)の中で上昇した日数が何%になっているかを計算したテクニカル指標です。

「サイコロジカル」とは、「心理的な」という意味ですが、投資家たちの間では「サイコロ何勝何敗」などという言い方で親しまれています。

一般に、株価の上昇が続くと、投資家心理は徐々に強気に傾きますが、市場が強気一色になった時、相場がピークを打つ可能性が高くなるといわれます。

逆に、株価の下落が続けば、投資家心理は徐々に弱気に傾きますが、弱気一色になった時に底を打つケースが多いと考えられます。

サイコロジカルラインはこうした投資家心理を数値化し、強気になりすぎたら「売り」、弱気になりすぎた場合は「買い」のシグナルが出るテクニカル指標です。いわゆる逆バリのテクニカル指標ですね。

その計算式は非常に単純です。

まず、直近12日間の中で終値が前日の終値よりも上がった日を「勝ち」、下がった日を「負け」として勝率を算出します。この時、「前日比変わらず」の場合は、前日と同じ扱いをします。すなわち、前日が「勝ち」であるなら、その日も「勝ち」。前日が「負け」であれば、その日も「負け」として数えます。
そして例えば、12営業日のうち「7日勝ち」「5日負け」の場合には
7÷12=58.3%となります。

判断の仕方としては、75%(9勝3敗)以上は「売り」、25%(3勝9敗)以下は「買い」となり、80%以上は過熱ゾーン、20%以下は底値ゾーンとなります。

使い方には注意

12日間における「勝ち・負け」の組み合わせは、実に4096通り(2の12乗)。そんな「サイコロジカルライン」には、心理的な側面のみならず、確率論的な考え方も含まれています。
たとえば、「勝ち・負け」の出現率をそれぞれ2分の1とすると、12勝0敗、0勝12敗となる確率は4096分の1であり、11勝1敗や1勝11敗となる確率は4096分の12。どちらも確率的には非常に低いので、逆バリのタイミングだといえるのです。

しかし、実はこの確率には問題点もあります。

コインの表か裏かのような、確率50%の場合は確かにその通りなのですが、株価はトレンドを持っているので、実は12勝0敗となったとしても、トレンドが続いている場合は逆バリが効かないこともあります。

そのため、レンジ相場の場合にはサイコロジカルは有効に機能しますが、強いトレンドを持っている相場のときにはサイコロジカルが機能しないことに注意しましょう。

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