会社四季報でお宝銘柄を探す

会社四季報が必要とされる理由

会社四季報とは、約120人の業界担当記者が、全上場企業の今季、来期業績を独自に予想している企業情報誌です。

なぜ、このような企業情報誌が必要となるのでしょうか?それは、会社発表予想にはクセがあるからです。
すなわち、企業は販売動向や原材料価格の前提などを考えて、その時点で予測できる範囲内で合理的な予想を出しますが、これには会社によって意外なほどの個性=クセがあります。

例えば、経理畑のトップは下方修正を避けるために慎重な予想になりやすく、逆に営業畑のトップはいけいけで強気の予想になったりします。また、社内の士気を高めるために、新商品が大ヒットすること前提の予想を開示したりすることもあります。

そのため、投資家にとってはクセのない会社予想が必要となり、その一つとして会社四季報などの企業情報誌が必要となるのです。

会社四季報を使う理由

会社四季報を使う最大の理由は、周囲が気づいていない好業績株を探すことです。
すなわち、全上場企業3600社のうち、証券会社やファンドのアナリストがフォローしている企業は日経225採用銘柄や大型銘柄など約500社ほどです。こうした銘柄の情報は会社四季報が販売される前からアナリストたちは知っているので、会社四季報が発売されるときには既に株価に反映されてます。

しかし、アナリストがフォローしていない中小型銘柄の中には、好業績なのに割安な銘柄があったりします。また、まだ業績に現れていないが、市場注目テーマを扱っていたりする銘柄もあります。こうしたお宝銘柄を探すのに会社四季報は適しています。

会社四季報活用術裏ワザ

実際に会社四季報を見ればわかりますが、3600社近い会社の情報なので、1ページに2社記載しても1800ページにもなる膨大な量です。当然、全部読んで理解するのが一番ですが、それはなかなか大変です。

そこで、業績欄の【見出し】だけチェックするのをおすすめします。
すなわち、業績欄の見出しが【絶好調】【最高益】【急回復】【急伸】【好伸】関連に注目するのです。また【独自増額】は会社予想比で、四季報が独自に増額していて特に注目すべき見出しともいえます。

また、記事後半(材料欄)の【見出し】で探すのもいいでしょう。
【新製品】【新市場】【新展開】には、企業が新たに開発した有望商品やそのシーズが記述されてたりします。

さらに記事後半(材料欄)から市場注目テーマのキーワードがあるかどうかを探すのもいいです。
「フィンテック」「マイナンバー」「人工知能」「AI」「五輪」「ブロックチェーン」「自動運転」「リニア」「ロボット」などが記述された会社は急騰銘柄になりやすいです。